1-2 フォントについて

デザインを勉強する上で、フォントはとても大切です。

デザインに興味を持たないとフォントにはなかなか目が行きませんが、良く目にするフォントはある程度決まっています。傾向として、プロは定番フォントを中心にデザインし、初心者ほど特殊なフォントを使いたがります。

まずは基本の英字フォント5書体+1書体を揃えてください。

・Helvetica
・Futura
・Optima
・Garamond
・Times

さらにあると良い
・Frutiger

デザインを始めたばかりの人が大好きなComic Sansや隷書体、勘亭流などの特殊なフォントは、そのフォントの特殊なデザイン故にフォントの印象が強すぎ、デザイン的なオブジェクトとしては使用を限定されます。

たとえて言うなら、街でパーティーハットをかぶって歩く、みたいな感じでしょうか。
パーティーでは楽しい演出として成り立ちますが、会社にかぶって行ったり普段の生活ではかぶらないでしょ、みたいな感じです。

フォントに関しては、説明することが非常に多いので、何回かにわけて掲載していきます。


まずは、概略です。

Macの場合、日本語に関しては小塚などの実使用に耐えるフォントもありますので、何とかならないこともありません。逆にデザインをかじった人が周りにいると新ゴの不正コピーを持っていて、何にでも新ゴを使おうとするので始末が悪いです。新ゴは、結構用途を問うフォントです。

新ゴは、もともと写研の人気書体であったゴナにそっくりなモリサワフォントです。
これに関しては写研・モリサワで訴訟にもなりましたので、詳しく知りたければネットで検索してください。

過去にはものすごく流行ったフォントですが、ここ6年ほどは余り使われず、どちらかというとキャッチーなフォントとしてグラフィックではダサめの傾向にありました。主にパッケージや店頭で使用するいわゆるPOPが中心で、可読性の高さから図中での小さい文字にも使用されます。

逆にWebではメインフォントとして多用されます。
しかしこれにも変化があり、少しずつ使用されるフォントも変わります。グラフィックデザイナーからの進出が増えたからか、モリサワのパスポートが良かったのか、以前よりMB101も使われていますし、小塚も結構見かけるようになりました。


以下の基本5書体+1書体はデザインする上でどうしても必要になる書体で、代用のきかないフォントです。なければデザインの勉強にとても不便です。
 
font.gif

 
もちろん、他にも使用するフォントはありますが、基本5書体があればデザインの勉強はできます。
ところがこれで話が終わらないのです。

Helveticaにはファミリーがあります。以下が主なファミリー書体です。

・Light
・Medium
・Bold
・Black

これが横方向に細くなった

・Light Condensed
・Medium Condensed
・Bold Condensed
・Black Condensed

さらに、上記それぞれに斜体がかかった

・Light Oblique
・Medium Oblique
・Bold Oblique
・Black Oblique

・Light Condensed Oblique
・Medium Condensed Oblique
・Bold Condensed Oblique
・Black Condensed Oblique

Helveticaのファミリーだけでも、最低これだけのフォントが必要になります。
さらにExtra、Ultraもありますので、かなりのフォント数です。
MediumがRegulerであったり、ObliqueがItalicであったりCondensedが前に付いたりと、フォントのバージョンによっても変化しますが、デザインをするには、基本5書体のそれぞれのファミリーが必要になります。


font2.gif


なかなか大変ですね。

次回は、それぞれのフォントの特徴と主な用途をご紹介していきます。

コメントを投稿する