2-2 名刺デザイン講評

いかがですか? 名刺50案作れましたか?

今回からしばらくの間、仮想の講評という形式を用いてデザインをする際に大切な事柄を説明していきます。説明はだいたい以下の項目になりますが、話が前後したり制作環境やアプリケーション設定など、他の話が入ったりもすると思います。

 

1)前準備

2-1)文字の扱い1 情報の優先順位・序列
2-2)文字の扱い2 情報の区分け・文字組み

3-1)レイアウト1 空間表現
3-2)レイアウト2 デザイン技法

4)色彩配色

5)制作上の諸注意


これらに以下の内容をコラム的に挟んでいきます。

・制作環境、アプリケーションの設定
・効率の良いアプリケーションの使い方
・変更に対応できるデータの作り方
・バリエーション検討
・完成度を上げるということについて
・人に見せるということについて
 
その後は、もう少し詳しい内容として以下の項目に入っていきます。

・表現図法
・ダイアグラム表現
・各種レイアウトテクニック

かなりの長丁場になると思います。


1)前準備

名刺をデザインするにあたって、様々な名刺を見たことと思います。

ところで、参考にした名刺で使用されている文字の大きさを測りましたか?

まさか...見た目で適当とかいうことないですよね。


集めた名刺を分類しましたか?

例えば、比較的大きな会社の名刺、個人の名刺、お店の名刺、遊び用の名刺。
伝える情報の目的が違えばデザインも変わります。

 

名刺に使われている色を正確に見ましたか?

もしかして、黒っぽいから黒!とか決めてませんよね。
お手軽なオンデマンド名刺でなく、デザイナーの手が入った名刺であれば黒でない可能性があります。
濃いグレーがよく使われています。

よ〜く見てください。   ホラネ。

 

前準備で言いたかったのは、「見たつもり」ではない「見る」訓練です。

そのためには、文字の大きさも「これくらい」ではなく、この名刺はOポイントと計りましょう。
もしくは鉛筆で紙にできるだけ正確に、文字も含めて書き写してみるのも有効です。

 
デッサンでこんな訓練があります。

・自分の書いた絵を、光に透かして裏から見る。
・写真でもイラストでもいいので、上下逆さまに見て模写する。

目の狂いと思いこみを修正するための訓練です。


試しに、正六面体(正立方体)を斜めから見た絵(パース)を描いてください。
影とかは不要ですが、できるだけ正確に何度も修正して納得できる程度まで描いてください。

そして、その絵を光に透かして裏から見てみましょう。

どうですか?

あれほど正確に描いたつもりなのに、バランスが狂っていませんか?
それがあなたの目の狂いです。

ぜひ一度試してみてください。

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