1-1 マネをしましょう
- 2007年12月04日
- オープンコース・デザイン1章
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デザインの勉強を始めるにあたって、ぜひお薦めしたいことがあります。
それは、どんどんマネをしましょう、ということです。
よいデザインだなと思ったらどんどんパクっていきましょう。カッコイイ名刺だなと思ったら、同じものを作ってみましょう。きれいな配色だなと思ったら、マネをして作ってみましょう。
純粋な勉強のためであれば、なんらやましいことはありません。いえいえ仕事でのパクリはダメですよ。
海外では模写という学習手法は至極一般的ですが、なぜだかコピー王国日本では、さほど盛んではありません。
例え話として
ギターを始めた人がいます。彼はギターを買ってきて、いきなり「オレのオリジナルコードを作ってやる」とガガーンとギターを鳴らしました。
またある人はピアノを始めましたが、バイエルを覚えずに「私のオリジナリティあふれる新しい和音を作ってやる〜」とババーンと鍵盤をたたきました。
ある人は、オリジナルのオレ語を作ってやると「○△□;!%〜△」としゃべっています。
いやいや、それはそれで笑えますが、かなりイタイです。
まずは、今あるコードや和音をきちんと理解しましょうよ。そこから美しい旋律なりコード進行を学んでいきましょう。まずは世間で言う美しいとか、カッコイイ、綺麗だという形なり色を学びましょう。
デザインしたものを人に見せたとき、
「うひゃ〜、オリジナリティあふれるけど、カッコ悪るぅ~」といわれるよりも、
「おぉ〜、よくあるデザインだけど、めちゃカッコイイ!!」といわれるものを作ることから始めませんか?ということです。
「カッコイイ」という共通の言語を勉強しましょうよ、ということです
デザイナーを、デザインで飯を食っている人と定義づけるなら、特別な才能はなくても大丈夫です。当たり前のものを当たり前に作ることができれば、それですでにかなりの実力です。人が見ておかしいと思わないデザイン、人が聞いてもすんなり聴いていられる音楽、それをコンスタントに作ることが一般のプロに最低限求められる技量ですし、それができればプロとして生きていける領域にきていると思います。
あなたが星の図形を書いてみようと思ったら、まずはインターネットで、あるいは図書館や本屋に行ってデザイナーの作った星のデザインをたくさん見てください。
そこにはあなたがデザインを志す、ずっとずっと以前から研究されてきた、世界中の優秀なデザイナーが長い歴史の中で完成させてきた星のデザインがたくさんあります。
そのバランスと記号としての図形をマネて描いてみてください。なんだかちょっと印象が違うなと感じたら、定規を当てて詳しくバランスを調べてみてください。
では、あなたに質問です。
「あなたの好きなデザイナーを5人挙げてください」
ちゃんと5人言えましたか? もし、プロのギタリストを目指している人に「好きなギタリストを〜」と質問したら、5人どころでなく答えてくれると思います。おそらく答えるどころか、かなり語ってくれます。
もちろんデザイナーはミュージシャンほど名前が露出しません。
でも、もしあなたが答えられなかったとしたら、あなたのデザインに対する知識はその程度ということです。
答えられなかったあなた、ヤバイですよ。
オレ語もいいですが、もっといろんなものを見ましょうね。
次回は、デザインを始めるにあたって必要となるフォントの話です。