2-1 名刺デザイン

いよいよ、このブログでデザインの課題を進めていくという仮想形式で、デザインの事を書いていこうと思います。ある意味、やる気のある方がやりたいときに取り組む、オープンコースウェア的な不特定多数に向けたデザインの課題と講義です。



課題:名刺のデザインをしてください。

まずは、名刺に掲載されている情報から整理しましょう。

以下の4項目は必ず掲載してください。
・名前
・住所/郵便番号
・電話番号
・メールアドレス

以下の項目は自由選択です。
・URL
・携帯番号
・会社名(架空でも可)
・肩書き(架空でも可)
・会社のマーク(架空でも可)


制作にあたって、いくつかの条件があります。

1)最低50案つくること
2)色を変えただけの変更やちょっとしたレイアウト変更は0.2案として数える
3)当然ながら、デザイン性の高いものであること
4)全面黒バックのデザインは不可
5)全面グラデーションのデザインは不可
6)40案は日本で使用できる(日本語)デザインであること
7)制作期間は1〜2週間


では、課題の説明です。


1)最低50案つくる
2)色を変えただけの変更やちょっとしたレイアウト変更は0.2案として数える
3)当然ながら、デザイン性の高いものであること

芸大での古典課題として100案作るというものがあります。
バリエーションも含めれば100案は割と簡単に作れるでしょうが、バリエーション不可となると結構苦労するはずです。

今回は50案です。20案あたりで一度目のヤマがくるかも知れません。

考えても考えても良いアイデアが浮かんでこない。。あ〜ダメだ。。。とか。
思いついても、あんまりかっこよくない。。とか。

だめです。かっこ悪いデザインは数にいれるとかそんな以前の問題、はっきり言って問題外です。

で、条件をもう一度読んで欲しいのですが、「オリジナルデザイン」とは書いていません。
そうです。パクリ全然オッケーです。

学生の方は親御さんに「もっている名刺を全部見せて欲しい」といえば、かなりの数を手に入れることができると思います。美容院やショップでも名刺を持っているケースが多いので、行きつけの店で聞いてみるもの良いでしょう。

本屋に行けば、ビジネスカードグラフィックスというタイトルなどでデザイン書もあります。
その中から、かっこいいー!!と思うデザインをパクってください。
カッコイイなーと思うCDのジャケットデザインからパクってください。
ショッピングバッグからパクってください。
ポストカード、雑誌のデザインからパクってください。

あらゆるモノから、美しい・カッコイイと思えるデザインをパクります。
世間で評価されているデザインをパクります。

50案なんてアっという間です。
50案では作りきれないほどのデザインが出てくるはずです。

 


4)全面黒バックのデザインは不可
5)全面グラデーションのデザインは不可

黒の背景に白い小さな文字。いかにもカッコ良さそうですね。

でも残念ながら今回は不採用です。全面に黒い背景を引いたり全面にグラデーションを引くと、なんとなく空間が出来上がったような風に見えます。でも、色を省いてみるとなんかスカスカに見える。。
それはできている風だけど、レイアウトが弱いからです。

デザインできてる風ではダメです。
「上手く見せる」ことを選ぶのではなく、「上手くなる」ことを選んでください。
上手く見せるということと上手くなるということは、当然ながら本質的に異なります。

当分の間「上手くなる」ために「上手く見せる」事を捨ててください。

 

6)40案は日本で使用できる(日本語)デザインであること

英語は記号化されています。

アルファベットは非常にシンプルな直線・曲線の組み合わせで、記号として表現・認識しやすいのでデザイン的にも相性を問いません。割と何にでも合わせることができますし、画数も少ないので小さな文字でも判読がしやすく、表現的にも広い幅を持っています。
かっこ良く見えるというのも気のせいではなく、記号として図形化されているからです。でも今回はできるだけ日本語でデザインしてください。

さあ、名刺の定型サイズを測ることから始めましょう。

もちろん、デザインするのは変形の名刺でも構いませんよ。
では頑張ってくださいね。

次回は、講評ポイントの説明をはさみがなら、デザインの話を進めていきます。


参考として、著名なデザイナーを記します。
書籍も多数ありますので、参考にしやすいはずです。

田中一光
松永 真
岡本一宣

どの方も敬称略で書いていいの?という超有名デザイナーです。
デザイナーであれば、絶対に知っているはずの方々です。

アレ? ご存じない? まだオレ語ですか?
関連:1-1 マネをしましょう

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